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2012年 02月 24日
「その2」「その3」で挙げたように、梅には異名・別称が多いが、故事・逸話なども多い。・羅浮仙ラフセン ~羅浮の夢の故事 羅浮山の梅の仙女 ・林和靖リンナセイ(林逋リンポ) ~妻梅子鶴 宋の詩人(967-1028) 「疎影横斜水清浅 暗香浮動月黄昏」 梅の花筏は珍しい? ・飛び梅 ~菅原道真の故事(『源平盛衰記』『十訓抄』など) (cf.渡唐天神) 「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春を忘るな(春な忘れそ)『拾遺集』)」 「聞き及びたる飛梅とは何れの木を申し候ふぞ(謡曲『老松』、cf.好文木→その2)」 「梅は飛び桜は枯れぬ菅原や 深くぞ頼む神の誓を(源順『源平盛衰記』)」 「梅は飛び桜は枯るる世の中に 何とて松のつれなかるらん(浄瑠璃『菅原伝授手習鑑』)」 ・鶯宿梅 ~紀貫之女(紀内侍)の故事(『大鏡』など) 「勅なればいともかしこし鶯の 宿はと問はばいかゞ答へむ (一説に道綱母『拾遺集』九・雑)」 「一木の梅を植えて詠めしに、此花はいたう色ある由叡聞に達し、勅諚あり禁裏へ花 を召れしかば、其時彼女、勅なればいともかしこし鶯の、宿は問はゞいかゞ答へん、 斯様に詠みしゆゑ、その口ずさみ一首により、召るゝ梅を許されて、(謡曲『鴬宿梅』)」 ・東北トウボク / 軒端の梅 ~和泉式部の故事(『蔭凉軒目録』『応仁記』など) 「さてはこの梅は和泉式部の植え置き給ひしに依って、梅の名をも和泉式部と申す かや (略) この梅を植え置き軒端の梅と名づけ(謡曲『東北』)」 ・箙の梅 ~梶原景季の故事(『源平盛衰記』) 「総じてこの生田の森は、(略)景季何とか思ひけん、この花を手折り箙にさす、この 花笠印となって、功名著名を挙げしによって、景季かへってこの花を礼し、即ち八幡 叡感の神木と敬せしよりこのかた、名将の古跡の花なればとて、箙の梅とは、申す なり(謡曲『箙』)」 異名だけでなく、これらも道具の銘や菓銘にすると気が利いている。 (つゞく その5) 2012年 02月 23日
(つゞき その2)引き続き、梅の別称・異名である。 ・木の花(此花)コノハナ 「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花(王仁『古今集』仮名序)」 「うたてやな難波津の春ならば、たゞこの花と仰せある べきに(謡曲『弱法師』)」 ・清客(cf.十二客➝その1) ・清友(cf.十友➝その1) ・鉄樹 鉄樹は鉄楓(6-7月に開花)の別名とて、梅と云う文献を見出すことができなかった が、禅語に多用されていて、冬・春・2月に開花とあることから梅と考えられたか? 「鉄樹開花(『碧巌録』)」 「鉄樹花開二月春(『禅林類聚』)」 「鉄樹花開別是春(『禅林句集』)」 「三冬鐵樹滿林花 六月黄河連底冰(『槐安國語』)」など ・南枝ナンシ 「大庾嶺上梅 南枝落北枝開(白居易『白氏文集』巻三十)」 「東岸西岸之柳 遲速不同 南枝北枝之梅 開落已異(慶滋保胤『和漢朗詠集』上・春)」 「東岸西岸の柳の、髪は長く乱るゝとも南枝北枝の梅の花、開くる法の一筋に渡らん ための橋なれば(謡曲『東岸居士』)」 「誰言春色従東到 露暖南枝花始開(菅原文時『和漢朗詠集』上・春)」 「雪寒北嶺 梅香南枝(『禅林句集』)」 ・初花(初花草) 花魁同様の意。 ・初名草(初無草)ハツナグサ 「万代に咲る中にも初名くさ 春を待たでや花を見るらん(寒梅の異称『蔵玉集』)」 「初無草(『譬喩尽』一)」 ・花の兄(花兄カケイ)(cf.花の兄弟➝その1、花魁参照➝その2) 「梅は花の兄 菊は花の弟(『譬喩尽』四)」 「花の中にも始めなれば、梅花を花の兄ともいへり(謡曲『難波』」 ・春告草 (cf.鶯は春告鳥) 「み吉野の春つげ草の花の色 あらぬ梢にかかる白雲(『藻塩草』九・梅)」 ・匂草 (cf.鶯は匂鳥) 「異名 (略) 匂草 梅(『蔵玉集』)」 ネット検索すると他にも色々あるが、出典不明なものなどは省き、良く耳にする語を挙げた。 参考文献 『日本国語大辞典』、他 (つゞく その4) 2012年 02月 22日
(つゞき その2)有り物のノンカフェイン飲料がなくなったので、「混合茶」「はと麦茶」「ルイボスティー」を購入。 混合茶は、はと麦・エビスグサの種子(ハブ茶)・大麦(麦茶)・うるち米(玄米)・どくだみ・柿の葉・カワラケツメイ(浜茶)・ビワの葉のブレンド。 ![]() 付加するものは、陳皮(自家製)・かみつれ・生姜ショウキョウ(自家製)・枸杞子に、ほぼ定着。 改善点があれば、ご助言いただきたい。 (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。 2012年 02月 21日
(つゞき その1)梅の別称・異名は、中国由来のものと日本で生まれたものとがあり、数が多い(五十音順)。 参考となりそうな事柄を添えたが、良く判らないものもあるので間違えは御指摘いただきたい。 ・一枝イッシの春 「折花逢驛使 寄與隴頭人 江南無所有 聊贈一枝春(陸凱「贈范曄」)」 ・花魁カカイ(百花魁ヒャッカノサキガケ) 中国のみならず、 「梅花ハ独天下の春ニ先ダッテ開く故 百花魁ト云 花兄トス(貝原益軒『大和本草』)」 ・風見花(香散見草)カザミグサ 「香散見草 梅 (略) 山里の軒端に咲けるかざみぐさ 色をも香をも誰れ見はやさん (『蔵玉集』)」 ・風待草カゼマチグサ 「異名 (略) 匂草 梅 風待草 同(『蔵玉集』)」 ・香栄草カバエグサ(コウバエグサ) 「香はへ草 是も異名也。み山にはみ雪ふるらし難波人 うら風しほるかはへ草かな (『藻塩草』九・梅)」 ・玉骨ギョッコツ (『節用集』) ・朽木クチキ 単に朽ちた木の印象からか、もしくは地名(滋賀県の朽木クツキが著名だが?)からか? 「古寺の朽木の梅も春雨に そぼちて花ぞほころびにける(源実朝『金槐和歌集』)」 ・香雪 「梅雪争春未肯降 騒人閣筆費平章 梅須遜雪三分白 雪却輸梅一段香(盧梅坡)」 「一枝梅花和雪香(『禅林句集』)」 「花の色は雪にまじりて見えずとも 香をだににほへ人の知るべく(小野篁『古今集』)」 「梅の香のふりおける雪にまがひせば たれかことごとわきて折らまし(貫之『古今集』)」 ・好文木コウブンボク 中国、晉の武帝が学問に励んでいる時は梅の花が開き、学問を怠る時は散りしおれ ていた「晉起居注」に見えたといわれる故事 「唐の帝のおん時は、国に文学盛んなれば、花の色を増し、匂い常より勝りたり、文 学廃れば匂ひもなく、その色も深からず、さてこそ文を好む、木なりけりとて梅をば、 好文木とは付けられたれ(謡曲『老松』)」 「梅云好文木 故事在晉起居注 晉武好文則梅開 廃学則梅不開(人見壹『東見記』)」 参考文献 『日本国語大辞典』(小学館)、他 (つゞく その3) 2012年 02月 20日
花木の中では梅が一番好きだ。2月の菓子は圧倒的に梅の意匠が多く、昨日も茶の湯稽古のため、こなしで梅を作った。 しかし、いざ銘を付けるとなると、異名や関連のある事物が数え切れないほどあって迷う。 中国で、梅は類似対象の組み合わせの中に全て入り、それも白梅を指すと云う。 2種~花の兄弟(梅・菊)、歳寒の兄弟(梅・水仙) 3種~歳寒の三友(松・竹・梅)、三清(梅・竹・水仙) 三君(梅・沈丁花・水仙) 4種~四君子(梅・菊・蘭・竹)、四愛(梅・菊・蘭・蓮)、四花(梅・菊・蝋梅・水仙) 四清(梅・桂・菊・水仙)、雪中四友(梅・蝋梅・水仙・山茶花) 10種~十友(茶蘼・茉莉・瑞香・荷花・巖桂・海棠・菊花・芍薬・梅花・梔子) 12種~十二客(牡丹・梅・菊・瑞香・丁香・蘭・蓮・茶蘼・桂・薔薇・茉莉・芍薬) 30種~三十客(省略) 日本では、渡来年代など不明な点も多いが、ともかく梅の渡来説があり、梅を詠じた歌の初出は727年(『万葉集』)だそう。 現在の日本では花と云えば「桜」の感があるが、それは平安朝以後であり、奈良朝では中国文化の影響を受け、花と云えば「白梅」であったとのこと。 参考文献 『花の由来』安藤宗良著(婦人会出版) 『中国名数辞典』川越泰博編(国書刊行会)、他 (つゞく その2) 2012年 02月 19日
![]() ![]() (つゞき その1) その1の総レースの割烹着は可愛いが、ハードな仕事には少々もったいない。実用向きの割烹着、長いタイプ、を購入した。 また、三角巾にお金を払うのはどうかと思ったが、同じ生地で縫製されているので購入。 割烹着の袖口は洗い物の時に結構濡れると聞き、母に「腕貫き」を縫ってもらった。 有り物のナイロンで縫ったので可愛くないが。 昔の事務員がしていたような手首から肘までの長さは、たく し上げると邪魔になる、という母の助言で短めに。 2012年 02月 18日
長年、水屋でも厨房でも使っていた水屋着の前掛の膝が擦り切れてしまったので、水屋ではアフターヌーンティーのギャルソンエプロンを掛けている。このギャルソンエプロン(黒)は25年間使っているが、厚手の生地で畳拭きにへこたれない丈夫さ。 ![]() しかし、厨房では、これを機に白い割烹着と前掛に変えた。 総レースの割烹着は、20年以上前に寮生活していた時、部屋子(ここでは指導担当の下級生のこと、奥女中の如く部屋親・部屋子と言い習わしていた)Nさんにいただいた。 板前がするような厚手の前掛は、最近築地で購入。 (つゞく その2) 2012年 02月 16日
(つゞき オイル その1)
「化粧水 その3」で書いたように、自分で作った化粧水(水・グリセリン・ヒアルロンサンNaパウダー・ティートリー精油・カモミールジャーマン精油)とオリーブスクワラン油を混ぜて、全身に使っている。 2週間ほど前から、オリーブスクワラン油だけでなく月見草油も使い始めた。 月見草油は、γ-リノレン酸とリノール酸の含有量が多く、アトピー改善は期待できるが、なにせ臭い! 精製を使っているので、未精製に較べるとマシだと思うのだが、カモミールジャーマン精油の高い香りをマスキングするほど生臭い。 ローズヒップ油やククイナッツ油は使ったことがないが、α-リノレン酸とリノール酸の含有量が多く、やはり臭いらしい。 私自身は効果第一に、匂いは我慢しているが、人に「この人、臭い!」と思われてはなんだから、月見草油は夜だけにして、朝や日中携帯するのはオリーブスクワラン油にしよう。 (つゞく オイル その3) 2012年 02月 14日
2012年 02月 10日
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