(つゞき 「
京都旅行1」「
京都旅行2」)
もう半年以上前に、長谷川氏より19年2月に京都で個展を開くと伺った。
私も2月に京都旅行の計画があったので、同じ頃だといいね、と話していたのだが、その通りになった。
松栄堂 京都本店 松吟ルームに行った。
長谷川泰子展 -白磁の結界-
INAXガレリアセラミカ(東京)に比べると、会場の広さもあって作品数が多く、5倍ほどか。
Barrier シリーズの初期から最新作まで、その変遷が興味深い。
作家本人が在廊していて、作品の解説をしてくれたので解り易かったのだが、私は長谷川氏の茶の師であるから、あえて一見解を述べる。
私が考える茶道具の取り合わせの理想は、道具に趣向を語らせ過ぎないこと。
たとえ亭主の意を解するだけの素養がない客である場合は、それまでのことである。
ましてや亭主が語るのは、である。
私自身はと云えば、亭主になりてそうは中々できず、客となっては教養不足で亭主のもてなしを無にしてしまうことが多いのだけれど。
閑話休題、あなたの作品に解説は、もちろん必要な時もあるが、必ずしも必要ないのではなかろうか。
作品自身がきちんと語っているし、受け手が作り手の想いと異なる感じ方をしてくれるのも、また良いのでは?
(つゞく 「
京都旅行4」)
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