過日、三愛画廊(日本橋)に行った。
内なる形象 大野靖 長谷川智未 長谷川泰子 展
コンテンポラリー・アート・ギャラリーで開催中の三人展。
その中のひとり
長谷川泰子氏を存じ上げている。
氏は、2005年「第43回朝日陶芸展」(朝日新聞社主催)で、
入賞作品10点中の奨励賞を受賞されている。
「Barrier─窓と共に」
知り合って間がなく、陶芸家だと知ったのも、作品を拝見するのも今回が初めてである。
作家の意図とは異なるかも知れないが、私の感想を述べるならば、題「Barrier」数点は、障壁を作り、閉塞しながらも失わない壁外への期待、無題数点からは開放を感じた。
無釉の磁胎だが、冷たい質感はなく、繊細な直線と曲線とを併せ持つ。
現代社会における、壊れやすく傷つきやすい心の揺らぎと、やわらかい安らぎが微妙な調和を保っている。
追記 3月2日(木)まで
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