(つゞく 「
その1 雲錦手の鉢」)
曲げ建水の習いに、
綴じ目を持ち、それを勝手付に寄せるというのがある。
私が学んでいる裏千家だけであろうか、他流は知らない。
習いとして疑問なく受け止めていて、理由を考えたことがなかったが、先日、知人よりこの習いの理由を聞いた。
その理由が正しいかの確証がないので、ここには書かない。
丸前、角向うという覚えがある。
丸い曲げは綴じ目を前に、四角い曲げは綴じ目を向うにして用いる。
この覚えにも、理由を考えたことがなかった。
一説に外れた時のことを考慮していると聞いたが、納得しかねる。
いづれとも理由をご存知の方に、お教え願いたい。
橋村萬象造
後日追記 大日本茶道学会では、綴じ目を客付に向けるそうだ。
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