夏の日常に素足に履く
布草鞋が気に入っていると書いたが、夏に茶の湯を稽古する時の足袋着用について、玄々斎(裏千家11代)が言及している。
今日庵大水屋の壁上に掲示された玄々斎筆「稽古の席掟」(1856)と云う20箇条のうちの3箇条である。
一 風炉の節は足袋無用事
一 婦人は四季とも足袋を履事
一 花月の主客且坐東半東
炉風炉とも足袋可履事
女性は1年を通して足袋を履くが、男性は風炉の時期は履かなくても良い、ただし風炉でも花月や且座の東と半東は履く。
これは多分見た目の問題だろう、男性の方が足裏油っぽそうだもの。
なお、風炉の時期は、現在は新暦5月朔日頃から10月晦日頃まで、玄々斎当時は旧暦3月初旬頃から9月中旬頃まで。
(つゞき 「
稽古の席掟」)
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