(つゞき 「
蓮2」)
茹でた蓮の種子から取り除いた新芽には、ぬめりがある。
同じ水草である蓴菜
ジュンサイ(スイレン目)のぬめりを連想し、蓮
(ヤマモガシ目)も美味しいかと口にしたら … 苦い。
漢方では、この芽は「蓮子心
レンシシン」と云い、精神
安定や血圧降下の作用があり、また中国では「蓮子茶」も一般的な茶外茶であるらしい。
おそらく生の胚芽を乾燥させるのであろうが、ものは試しで茹でた胚芽に湯を注ぐと、苦いかと思ったが、それ程でもない。
蓮の実の砂糖漬けを摘まんで、自家製蓮子茶をいただく時、桃形の酒杯
(青磁釉 初代久宝作)を
茶杯代わりにしたのは、蓮と桃でなんとも「有難そう」なので。
さて、ただ「蓮茶」と云うと「蓮花茶
レンカ(ハスハナ)チャ」のことで、緑茶に蓮の香りをつけたもの。
ベトナムの高級「蓮花茶」は、蓮の蕾を摘み、雄蕊の葯
ヤク(花粉がつまっている)と内側の小さな花びらだけを取って、それで緑茶を香りづけするらしく …
飲んでみたい! → (
'13.6.6)
外に「蓮の葉茶」と云う荷葉の茶(茶外茶)もある。
生薬としては外に、雄蕊は「蓮鬚
レンシュ・蓮蕊」、種子は「連子・蓮肉」、花托は「連房・蓮蓬殻」として利用するとのこと。
(つゞく 「
蓮4」)
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