(つゞき 「
蓮1」)
未熟の種子は生でも食べられると聞き、試してみると生栗のような味で、うすら甘い。
栗を生ではあまり召し上がらないと思うが、私がいただいた経験があるのは、以下のことからである。
遠州流では、懐石で生栗(「水栗」と云う)を供すると聞く。
何年か前に松屋銀座で開催された「小堀遠州 美の出会い展」で、青磁の「栗鉢」に巴形に切る「水栗」を象牙で象ったものを盛って展示されていたのが、印象に残る。
閑話休題、蓮の実で餡を作った。
まず、殻をむき、種子を茹でて薄皮を剥き、(不要だったかも知れないが)少し茶色の上部を切り取り、中の新芽(画像下)を取り除き、裏漉して砂糖を加え弱火で練り上げた。
が、すぐに菓子を作る予定がなく、とりあえず冷凍したので、蓮餡については菓子を作る時に、再び書く。 ➝ 「
西湖の月」
ところで、四半世紀位前から気になっているのに、確かめていないこと。
文楽「曽根崎心中 生玉社前の段」で、上手の茶屋の暖簾に「はすめし」とあるが、蓮の実の炊き込みご飯?蓮根の炊き込みご飯?それとも蓮の葉で包んだご飯?
ネット検索すると、現在は蓮の実の炊き込みご飯は一般的な料理法のようだが。
(つゞく 「
蓮3」)
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