昨日の茶の湯稽古のため、葛焼きを作った。
白砂糖入り・黒砂糖入り・漉し餡入りなどがあるが、今回は漉し餡入りを作った。
葛焼きは少し冷やしても良い(葛なので冷やし過ぎるのは不可)が、「あつあつ」が美味しい。
『御前菓子秘伝抄』(1718成立、『近世菓子製法書集成 1』平凡社)には、麺を打つ如く延ばすという、現在とは異なる作り方が載る。
また、現在は見かけない山椒味噌を付けた田楽風も記載されている。
くすやき 葛壱升、白砂糖壱斤、水壱升三合、右ねり申候。能
ヨキ時分
チブンにあけ、
こまかなる葛の粉を打こにして、うとんのへ
(緑水庵註:饂飩延べ)候様に打、あつさ御こ
のみ次第に切申候。てんかくにも仕候。山椒味噌を付やき申候。
←click! (クリックいただくと、ランクアップ) ありがとう。